菅選対副委員長に問う!“世襲議員”の増加
自民党では約4割が世襲議員、民主党では約2割が世襲議員と言われている。この問題について小林編集長から、自民党の役員連絡会で挙がった発言を紹介。
「小選挙区では世襲の方が当選しやすい場合がある」との笹川尭総務会長のコメントを提示。続いて小坂憲次議運委員長の「私は世襲候補だが苦労してきた。世襲がダメなら今世襲で当選している人も遡及して禁止してほしい」という発言も提示。小林キャスターはこれらを引用し、世襲への反発の声が挙がっているという状況を説明、実際に“世襲”を規制できるかを質問。「国民の声に対し、素直に耳を傾ける事は大事だと思っています」と答える菅議員に対し、「そもそも何故“世襲”は多いのか」と秋元キャスターが質問。
「選挙区で当選がしやすかったのだと思います」と返答。
「“世襲”が増え、そうでない人が立候補しにくい雰囲気ができてしまうと、自由民主党の基本理念にも反すると思います。だが世襲にも色々な例があるのでどこまでどうするかというのは正直難しい。しかしそれでもなんらかの歯止めをかけるべきだと、私は思います。あきらかに“世襲”と思われる新人議員の立候補者などを対象に、客観的に(国民に)耳を傾けて議論を重ねていくべきだと思います」
反町キャスターは平沼赳夫議員の著書から「特定郵便局では、公務員にかかわらず局長の座が世襲されている。これを問題視したことも、郵政民営化を推し進める理由の一つになっていたのではなかったか。それなのに、小泉氏自身は後継者に自分の息子を選んだ。完全に矛盾しているではないか」という一節についての意見を求め、飯島氏が答える。
「これはもう場違いですね。郵政民営化そのものはなんだったのか。世界の公務員を見てみると一番多いのは軍隊なんですよ。所が日本だけは一番多い公務員は郵便局員だったのです。自衛官は少なかった。そういった中で郵便貯金の運用の仕方が指摘されたわけで、特定局の世襲制は関係ない。郵便局の制度と選挙の世襲は違います」と世襲に対する意識の有り方も強調した。
迫る総選挙…政界再編の行方は?
「政界再編はありうるのでしょうか?」という秋元キャスターの質問に、「無いと思っています」と断言する菅議員。「次の選挙で自民党が過半数を超えて、あとは民主党の問題だと思っています」さらに民主党が壊れる形の再編はありえると語る菅議員。
選挙前にも政界再編はありえるかという反町キャスターの質問に対しては「選挙後に安定政権を作る動きが出る可能性はあると思います」と答える飯島氏。
小林編集長からの「自民党内でも、一旦、本格的な出直しをして鍛えなおしたほうがいいのではという声もあるが」という問いかけ。これには菅議員が「もし一旦、政権を失った場合、経済的に混乱が続くと思います」と政権失墜の仮定を一蹴。あくまで選挙戦での勝利が大事との主張をする。
続いて反町キャスターから「今年から来年にかけての政局の流れ」について飯島氏への質問。「今度の選挙を勝つためには、来年も自由民主党で衆参のねじれを解消するために、ダブルでしょう。あるいは、仮に民主党政権になった場合にも国会のねじれを強固にするためにダブルでしょうね。」さらに現状のねじれが起きている原因について今の選挙制度を挙げる小林キャスター。これにうなずく菅議員。
「衆参で色々と考えていくのが大事だと思います。」
提言!今の自民党に必要なものは?
菅義偉 自民党選挙対策副委員長の提言 : 『刷新』
菅議員、飯島氏の両者から、今の自民党に必要なものはなんなのか、提言をいただく。
菅議員からの提言としてフリップに「刷新」の2文字が挙げられた。
「少子化・高齢・人口減少の問題。自民党は経済成長期に強かった。しかし今は人口減少の社会。これまで惰性でよかった部分もそうでなくなる。原点に立ち返って考え直す事が大事だと思います」刷新という言葉の裏には、先ほどの世襲というものにもメスを入れていきたいという気持ちもありますか?と反町キャスター。
「国民から信頼を得られる政党として戦っていく場合、自分たちの一番いやな事を変える決意でもありますから、“世襲問題“、“定数問題”などの解決からスタートすべき。自民党はそこを乗り越えなければならないと思っています。」
飯島勲 元内閣総理大臣秘書官の提言 : 『心』
続いて飯島氏からの提言。フリップには「心」の1文字。
「有権者の心理、信頼できる心、何を求めているのか。相手をよく知る事が大事だと思います。世襲だからどうこうという時代ではない。候補者に対して、信頼する心が有権者にあるかどうかが大事。その数が多い方が勝つという事です。地方に選挙区を持ちながらも地方に全然帰らないのは心がないかというとそうとも限らない。私ならその選挙区の東京事務所長で頑張る。なんでもやる。その位の気概をもっていく事が必要なんです。」