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    【テーマ】
  • 『「安心社会実現会議」始動!
    新たなる国家百年の計を築け!』
    【ゲスト】
  • 与謝野馨 財務・金融・経済財政担当大臣
    衆議院議員
  • 増田寛也 野村総合研究所顧問
    【ブレーンキャスター】
  • 上山信一 慶応義塾大学教授
    【編集長】
  • 若松誠 解説委員長

「安心社会実現会議」の開催

 この会議に同行した若松編集長は、会議の運営を担当する与謝野大臣が冒頭で話した次の発言を、一番印象に残ったとして紹介。「超然たる立場から自由な議論をお願いする。特定の政党や内閣の立場・利害を慮る必要はない。“内なる敵”や専ら他者への批判や不満を言い募るスタイルの蔓延が、相互の信頼を劣化・悪化させてきた。責任と努力のあり方について広く国民議論を喚起する契機としたい。」
そして、与謝野大臣は、この会議に懸ける思いを語った。「個別の政策は実は難しくない。しかし、国民の意識・考え方というのは社会の基礎を成しています。そういうもののあり方を整理して共通の土台を持たないといい社会は作れないですね。」
そして、反町キャスターは、挨拶文の“内なる敵”について質問した。与謝野大臣は、「とりあえずの格好だけつけてものを言うなどの自分の中に潜んでいる“敵・欲望”を捨て去って、真実を語るところから始めないと正しい方向性を見出せない。『本当のことを言って下さい』」と、話した。

誰のための、どんな「安心」?

 八木キャスターに、この会議の目的を聞かれた与謝野大臣は、「人間が知恵と努力で作り出している安心感をどうやって確かなものにしていくかというための会議だと思う」と答えた。
これを受けて、若松編集長は今の日本の社会の閉塞感・不安感は、行き過ぎた市場原理主義ではないかという意見もあるかと質問した。
与謝野大臣は「人間というのは、どこかに属していることで安心感を得ている。不正雇用が常態化するというのは、帰属意識を薄める。そうすると人間には不安感が出てくる。それを最小限にしなくてはならないことが大事ですね」と答えた。

なぜ今、新たな「国家像」を描くのか?

 反町キャスターは、世論は、深刻な不況を目の前にして、今は国家像を唱えるのではなく、目先の景気を良くしてほしいのではないか。と質問。
与謝野大臣は「目先の景気というのは、いずれ治る病気。その病気をしている最中に多くの社会的悲劇を起こしたら政治としては失敗。雇用や中小企業の倒産などの社会的悲劇を極少化することが大事である。しかし、不況を克服すれば日本の社会に明るい未来が待っているのかは別問題。 “チエとアセ”でどういう社会を作っていくのか、と、“あたたかい心”が必要だと思います」と語る。

新たな「国家像」の財政基盤は?

 八木キャスターの「税制改革では、国民は消費税以外で具体的にどのようなことを覚悟しなければならないのか」という質問。与謝野大臣は「税目から言うと、法人税は国際競争力に耐えうる法人税率の考え方がある。所得税は、最高税率の見直しを図らなければならない。消費税は社会保障の財源として位置づけられているが、社会保障が膨らむならば、そこの財源をどうするか答えを出さなければならない」と答えた。

与謝野馨 財務・金融・経済財政担当大臣の提言 : 『「チエとアセ」プラス「あたたかい心」』

 「先週の“チエとアセ”に小宮山先生が話した“勇気”、さらにそこに “あたたかい心”をプラスしました。」
また、与謝野大臣は若者に向けてのメッセージを語った。「中曽根さんが演説でも話していたように、昔から先輩は、今の若い人はしっかりしていないと言い続けている。しかし、若い人もしっかりしている。そう思わないといけない。」

「安心社会」のあるべき姿

 増田氏は「政府に対して信頼感が薄れているこの社会で、安心感というのは気分的な問題です。しかし、それを回復するために、政府に対する信頼感が醸成されれば、社会の安心につながる」と意見を述べた。

日本が目指すべき「国家像」とは?

 反町キャスターは会議ではどういう国家像を目指し、理想をどこにおいて話を進めていくべきなのかと質問。増田氏は「政府の大きさが問題なのではない。機能する政府が大事、さらにはグローバルな視点を持ちつつ、国家の役割をきちんと明らかにしていくことだと思います。」と答えた。

増田寛也 野村総合研究所顧問の提言 : 『連帯と支えあい』

 「連帯というのは、お互いが強い絆で結ばれていること。個人と地域社会などもある。場合によっては個人と政府の連帯感や信頼感ということである。それと、実際にお互いに支え合う行動は、それぞれが思っていても具体的な支え合いのところまで本当に行けるかどうかあるのです。支え合う行動が未来指向でできれば、社会は変わっていく。一歩自分が前に進んで、行動するところまでを如何にして行けるのか?を共通認識として会議で導いていけたらと思います。」



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