番組情報
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『大江戸へぇ~辞典 忠臣蔵に見る武士道』


次回の放送予定

2016年12月27日(火) 21:00~21:55


忠臣蔵が武士道の終焉!? 菊川怜が、本所から泉岳寺までの引き揚げルートを巡り、忠臣蔵の本当の姿を暴く!

 年末、定番の時代劇といえば、赤穂四十七士の『忠臣蔵』。私たちは、この物語を元禄15年12月14日にあった『赤穂事件』と混同しがちだが、『忠臣蔵』は人形浄瑠璃で上演するために事件から47年後に作られたフィクションで、実際の赤穂事件とは異なる点が多いと言われている。例えば、「赤穂浪士達たちは白と黒の法被は来ていない」。「討ち入りの日に雪は降っていない」。「大石内蔵助が討ち入りの時に陣太鼓は打っていない」など、挙げていったらキリがない。そんな『忠臣蔵』だが、クライマックスとなる討ち入りのシーンは、赤穂事件も同様に浪士達は死者・重傷者ゼロで吉良家家臣を圧倒している。実は、当時の吉良邸には親戚関係にあった上杉家から派遣された100人の侍が控えていたが、その半分が無抵抗で戦わず、残りの50人しか戦わなかった。また、忠臣蔵ではあまり描かれていないが、赤穂事件では上杉家が吉良邸へ援軍を出すはずだったが、無用な争乱避けるため、当時の大目付・仙石伯耆守が上杉家の報復を禁止した。その理由には、徳川幕府が築いた天下泰平の世となった事で武家社会から法治社会への転換期にあり、まさに“武士道の終焉”と言える時代だったことが関係していた。

 ナビゲーターを務める菊川怜。実は忠臣蔵が苦手だったという。「武士の忠誠や忠義の気持ちが培われている時代というのは解りますが、もっと自分を大切にしてほしかった。主君もその部下の命も一人の人間なので同じだと思うんです。今日、ご一緒した主税さんなんて当時は16歳ですから。生きていれば、その先の人生が続いていくわけですから、哀しくなってしまいますね。」と、その理由を語る。また、1日の引き揚げルートを巡って「浅野内匠頭は部下がいて皆の生活を抱えている身なわけじゃないですか。どうして思いとどまれなかったのか?」と思ったという。

 現代日本人には解るようで、解らない武士道。
番組では菊川怜と現代に甦った大石内蔵助の嫡男・大石主税(上遠野太洸)が、討ち入り後、実際に浪士達が通った本所から泉岳寺までの引き揚げルートを巡りながら、武士道の終焉を紐解く。彼らが通ったルートには、報復にくるはずだった上杉軍を迎え撃つ準備、主君・浅野内匠頭への忠義といった、まさに武士道が詰まった道中だった。
 脚色された忠臣蔵ではなく、史実に残っている赤穂事件をドラマ仕立ての演出で解説し、真の忠臣蔵に迫る!


出演者・スタッフ
<出演者>
菊川 怜
大石主税:上遠野 太洸
ほか

番組概要