番組情報
情報・ドキュメンタリー

<BSフジサンデースペシャル> 『七回忌特別番組 秘蔵映像が語る 中村勘三郎"芸の神髄"』


次回の放送予定

2018年8月19日(日) 18:00~19:55


稀代の名優と称される中村勘三郎。 海外での歌舞伎公演を次々と成功させ、気鋭の現代劇演出家と組んで新作歌舞伎を発表、伝統に新しい風を吹かせる“開拓者”のイメージが強いが、実は勘三郎は「古典」を非常に大事にした歌舞伎役者だった。そんな勘三郎の2つの姿を、語り継がれる芝居の中から4つの舞台にスポットを当て、改めて掘り下げる。

①「春興鏡獅子」2007歌舞伎座
勘三郎があるインタビューで“ライフワーク”と語ったこの舞踊は、一つの演目の中で女形と立役、二つの役柄を踊り分けなければならないため、歌舞伎舞踊の最高峰とも呼ばれている。その鏡獅子を父・十七代目勘三郎から受け継ぎ、悩みながら自らの芸として究め、本人がついに自賛したのがこの2007年の舞台。

②「法界坊」2007 アメリカ NY
勘三郎のライフワーク「平成中村座」。ついにニューヨークの地に江戸の歌舞伎小屋を建てることを実現した勘三郎が2度目のNY公演のために選んだ演目。ニューヨーカー向けにアレンジした舞台は、現地の芝居フリークを熱狂させ、高い評価を得る。

③「仮名手本忠臣蔵」2008 浅草・平成中村座
歌舞伎の長い歴史で受け継がれる名作は、中村勘三郎という俳優を象徴する代表作となる。塩冶判官や早野勘平が憑依したような名演に触れた観客は、同時に息子・勘九郎に歌舞伎の真髄が継承される瞬間を目撃する。

④「俊寛」2011 鹿児島・硫黄島
“歌舞伎は本来こういうもの”勘三郎はどんな場でもどんな立場の人も楽しめる娯楽…という歌舞伎の再現に挑戦してきた。物語の舞台・硫黄島の浜で豪快に演じられた「俊寛」、その魂の名演は後世に語り継がれている。

さらに共に芝居を作り闘ってきた盟友たちとの対談や、蔵出し映像と証言の数々から勘三郎の「芸の神髄」に迫る。

出演者・スタッフ
<出演者>
語り:吉崎典子(フジテレビ)



<スタッフ>
演出:幸田理一郎
プロデューサー:坂口和之進/後藤 博
チーフプロデューサー:西村 朗
制作協力:共同テレビジョン
制作著作:フジテレビジョン

番組概要
十八代目 中村勘三郎-2012年、その急逝に歌舞伎ファンのみならず日本中が涙し、その芸が観られなくなったことを惜しんだ。そして今年は七回忌を迎える。今、勘三郎の魂は人々の記憶と心に、そして息子・勘九郎と七之助、さらに二人の愛孫の中に生き続けている。
語り継がれ輝きを放つ勘三郎の「芸の神髄」とは何なのか? その答えを、25年にわたり密着し続けたドキュメンタリー映像、そして数々の名演から選び出した“4つの舞台”の映像から探る。