2012年9月21日(金)22:55~23:00

#25 砂時計職人
 流れゆく時を静かに告げる砂時計。50年近くにわたり砂時計を作り続ける職人が東京・葛飾区にいる。日本で数少ない砂時計専門の職人・金子實。  父の跡を継ぎ砂時計を作り始めた。元々は研究用のガラス機器を作っていた父が、戦後、ゆで卵用の3分砂時計を「エッグタイマー」として輸出し始めた事がきっかけだった。  わずかな事で正確さが失われる繊細な砂時計。まずは砂を洗い、汚れを落としたら、振るいにかけ、細かい粒子だけを取りだす。ガラス管には、中央にくびれを作っていく。 「蜂の腰」と呼ばれるくびれの穴は直径およそ0.8mm。経験と勘を頼りに調整していく。こうしてできた容器に砂を入れ、時間を計る。
 金子はオーダーがあればどんな砂でも砂時計に仕上げる。砂漠の砂、南極の砂、甲子園の砂や月の砂まで、様々な思い出の砂と向き合うのだ。思い出を永遠に…という願いを叶える職人の普段力
―― それは、基本に忠実にひとつひとつ丁寧に仕事をする事!