2012年9月14日(金)22:55~23:00

#24 判子職人
 東京都台東区。木のぬくもりにこだわる女性職人・伊藤睦子。今なお手作業で彫る判子職人である。 伊藤が手がけるのは、様々な木を使った「小枝遊印(こえだゆういん)」。全てが一点物。 高校卒業後、父のもとで修業を始めた。やがて父が病気で一線を退き、跡を継いだ頃には判子作りの主流は機械彫りに…。しかし機械を導入する余裕は無く、そんな時、転機が訪れる。 偶然の出会いが職人魂に火をつけた。すぐさま小枝をかき集め、機械には出来ない判子を目指して何度も試作を繰り返した。そして完成したのが、「小枝遊印」。 当初の風当たりは強かったという。何ものにも屈しない反骨精神と、繊細な感性で判子の新境地を切り拓いた。 ひとつひとつ時間をかけて丹念に彫られる判子は、まさに自然と職人の技が織りなす芸術品。  これまでどんなオーダーにも応えてきた伊藤。今や彼女の判子を求めて日本中から注文が絶えないという。そんな世界にひとつの判子を作り続ける判子職人・伊藤睦子の普段力
――それは、絶対に出来ないと言わない事。