2012年8月17日(金)22:55~23:00

#20 音叉職人
 千葉県船橋市。ここに世界の音楽を陰で支える職人がいる。今回のマエストロ、音叉職人・本田泰。
 音叉とは音の基準となる標準音を調べるための道具。現在、音楽の標準音は442ヘルツ。ドレミでいう「ラ」の音。ピアノの調律や合唱の現場など、正確な音を求めるために音叉は欠かせない。  音叉作りは熟練の技術と経験がたよりの地道な手作業。正確な音叉とは、振動数が見本の音叉と完全に同じである事。2つの音叉の振動数が違うと、ある現象が起きる。うなりをなくすため、何度も微妙な調整を続ける。頼れるのは自分の耳だけ。
 そんな繊細な音叉作りに日本が初めて成功したのは昭和12年のこと。本田の父が苦労の末作りだした。本田は父の跡を受け継ぎ、70年以上も前に父が作り出した音を今も守り続けている。そんな本田は今、新たな音叉の可能性に挑戦している。
 音の可能性をどこまでも追求する本田にとっての普段力、
それは、“絶対を目指す”こと。