2012年7月13日(金)22:55~23:00

#15 帽子職人
 暑い夏を涼しげに装う、華やかな帽子の数々。ここに手作りにこだわった帽子を作り続ける職人がいる。今回のマエストロ、市瀬晶子。オーダーメイドを手掛ける帽子職人だ。市瀬の父は、皇室で使われる帽子も手掛けた日本を代表する帽子職人。市瀬はそんな父の教えを今でも大切に守っているという。それは市瀬の仕事ぶりに表れている。彼女はまず、客の要望にじっくり耳を傾け、求める帽子のイメージを共有する。デザインやかぶり心地はもちろん、客と心が通じ合って初めて、良い帽子が出来るのだと言う。思い描くイメージを形にする縫製作業は、一発勝負。熟練した技術のなせる業だ。こうして、世界にひとつだけの帽子は完成する。日差しを避け、爽やかな夏の装いを演出してくれる珠玉のオーダーメイド。
 帽子職人になって25年。以来、彼女が目指すところはただひとつ。帽子職人・市瀬晶子の普段力。それは、かぶる人の魅力を引き出す帽子を作ること。手づくりへのこだわりをひとつひとつの帽子に込めて。