2012年5月25日(金)22:55~23:00

#8 洋傘職人
 梅雨の時期には欠かせない傘。 それを60年以上作り続ける職人がいる。今回のマエストロ、樋口完さん76歳。皇室御用達の傘作りを担う洋傘職人だ。
 一般的な傘が8つの骨と面を持つ「8間傘」なのに対し、彼が作るのは主に「16間傘」。倍の手間がかかり重量も増える。 しかし、16間傘にしか出せない良さがあると言う。 洋傘作りは4人の職人が揃って初めて完成する。実は「傘」という字に含まれる4つの人の文字は、職人たちの人数を表している。傘は職人たちの技術の結晶なのだ。 彼が担う工程は、傘を加工する「張り職人」。生地作りから縫製、金具の取り付けまでの作業をたった一人で行う。中でも神経を使うのは、「裁ち」と呼ばれる裁断作業。 76歳の今も朝7時から夕方5時まで作業し、休憩は昼食のわずかな時間のみで気分転換などは一切しないという。
洋傘職人・樋口完さんの普段力。
それは、些細な事でも気を抜かないで作業すること!