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『町田忍のマニア探訪』


次回の放送予定

2017年3月23日(木) 23:00~23:55


#2


町田忍。庶民文化研究科にして銭湯評論家。また身近なモノを集めるコレクターとしてその筋では知らぬもののいない人物。この番組はそんな「マニア」の代表たる町田自身が、「これは!」と思う本物のマニアのところへ出かけていくというのがコンセプト。2016年4月に放送した2時間SPでは普通の鉄道模型趣味に飽き足らず、人が乗って遊べる小さな「鉄道」を作ってしまった大阪の半導体会社OBの方や、自らのアメリカ留学時代の古きよきアメリカの文化、なかでもジュークボックスに入れ込んで百数十台のジュークボックスを集め、葉山の別荘のあらゆるところでそれを奏でる輸入自動車販売業の社長さん。また日本のラジカセ文化に思いをはせ、またカセット文化を今一度日本に花咲かせようと活動している元インテリアデザイナーの方も登場した。

今回はその第二弾。さあ、どんな人物が登場するか。
まずは、町田氏の地元、目黒区西小山の商店街を散歩。まだあるの?と驚くフルーツパーラー。電話番号の局番がまだ2ケタだったころの看板をあげる古い、いい感じの八百屋さんなど、品のいい山の手でありながら、昭和レトロの感じを残す街に、ここで生まれ育った町田のルーツを見る思いがしてくる。
そのまま歩いて行ける隣町大岡山に今回のマニアの1人目が登場!

■山口どもさん(廃品打楽器奏者)
パーカッショニストとして演奏活動を続ける一方で、トモさんのマニアたる所以は廃品を打楽器にしてしまうこと。祖父は「かわいい魚屋さん」「ないしょないしょ」などの童謡作曲家。父は新日本フィルハーモニーの名誉主席走者という音楽一家。トモさんも優れた打楽器奏者としてのキャリアを積み始める。ところがある時、音楽劇「銀河鉄道の夜」の音楽を担当することになった。宇宙的な音が出したいのに一般的な楽器では出ない。思いついてばねや空き缶をたたいてこすってみると、今まで聞いたこともない音がするではないか!
「ものには全て音がある。台所にある鍋でもバケツでも新聞紙でも椅子でもポリバケツでも。楽譜を読めなくても、楽器を演奏できなくてもそれらの音を自由に楽しもうと思えば世界が無限にひろがる。」このことに気付いたトモさんは廃品打楽器奏者の道を歩み始める。町田はそんな廃品の出す、意外に素敵で深淵な音に興味を持ち、実際に自分でも鳴らしてみて不思議に深い音の世界に共感する。

二人目は古都京都でレトロな喫茶店を営む方を訪ねる。
所謂流行りのレトロ喫茶か??!

■「ワンダアカフェ」喫茶店店主 山本雅章さん
洛西嵐電の妙心寺電停前からすぐのところにその喫茶店はある。ちんちん電車の大好きな町田は、その揺れ具合を楽しんで目的地へ。なにもない、でもなにか懐かしい雰囲気の人の少ない通り。巨大寺院、妙心寺に向かう道にそってその店は現れる。入り口から電気メーターの中にいきなりお人形が、そして沢山のホーロー看板いかにも昭和レトロを楽しむ喫茶店という風情。中に入ってまず驚いたのは、山のようなコレクションが迎えてくれこと。奥に入っていくとこのコンセプトに気付く。「ひとり遊びの部屋」がたくさん中にある、ということ。子どもの頃、押し入れに入ったりして一人遊びに興じたことは?ここは大人でも、そんなことができることを目指したそうだ。
DVDの部屋。本や衝立に囲まれた狭い空間にソファがひとつ。写真の部屋、壁には沢山の写真が貼られ地べたには古いカメラが沢山転がっている。他にも、細かく店内は本棚やモノで埋まる空間「壁」はないが、個人が孤独を楽しめるように絶妙な組み合わせでできている。
元はインテリアデザイナーだったという山本さん。彼のモットーは皆さんに「秘密基地」を提供することだそう。好きなモノたちに囲まれて豊かな時間をすごす。新しい、コレクションの愛し方を教えてもらった。

さて、京都と言えば、街全体がコレクションのようなところ。古いいいモノが建物にしても今に活かされている。洋装品店がブランドショップとしてそのイメージを活かして活用されていたり、古い新聞社の建物が新しい創作活動の場所として活かされていたり。素敵な街並みを町田は歩く。
最後に、訪れたのは錦市場から少し横に入った「錦湯」。その佇まい、中に入った脱衣所の風情。扇風機ひとつとっても今は昭和何年?と、問いたくなる昭和レトロ満載な銭湯。

今回も『モノ好き』には堪らない。凄いものが盛りだくさんで登場!


出演者・スタッフ
<出演者>
町田忍