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旅・紀行/情報・ドキュメンタリー

『レニングラード 女神が奏でた交響曲』


次回の放送予定

2017年3月25日(土) 17:00~17:55


世界三大ミュージアムのひとつエルミタージュ美術館やオペラ、バレエの殿堂マリインスキー劇場など、歴史ある建築物が多い古都サンクトペテルブルク。その街並みや建造物は世界遺産に登録されている。「北のヴェニス」とも呼ばれる美しい都で、およそ75年前に起こった知られざる悲劇“レニングラード包囲戦”その物語の真実を知るため、冴木彩乃がロシアの地を訪れる。
1941年~44年、ナチスドイツに包囲されレニングラード(現ロシア・サンクトペテルブルク)は、推定100万人以上の死者を出し、そのうち餓死者は80万人。食糧の配給が途絶え、本の表紙や革ベルトをも食べ 犬も猫も食べ尽くし、人肉食も横行したという。そこに氷点下40度の寒さが襲うというまさに地獄絵図であった。
1942年8月9日、砲爆撃と飢餓による極限状態の中、書き上げられたばかりの交響曲がやせ衰えた80人の楽団員たちによって演奏された。ドミートリイ・ショスタコーヴィチ作曲『交響曲第7番』、またの名を『レニングラード』。この曲はなぜ、その名で呼ばれるようになったのか。壮絶なレニングラード包囲戦の最中、なぜ初演は決行されたのか。
ロシア最大の観光都市、芸術の都サンクトペテルブルクの歴史を巡り、豊富な資料や証言を元にショスタコーヴィチ『交響曲第7番~レニングラード~』の誕生から初演までの軌跡を辿りながら、戦争の中での悲劇と希望、絶望の中で音楽、芸術がもたらす力、極限状態での人間ドラマを追う。


出演者・スタッフ
<出演者>
冴木彩乃