60 大覚寺(京都)

12月27日放送

 今回は京都嵯峨野、大覚寺を紹介する。古くから皇族や貴族の絶好の行楽地とされた嵯峨野。その地名も、唐の景勝地「嵯峨山」から付けられたとも言われている。大覚寺はその名残を残す、天皇家との縁の深い寺院である。本尊として祀られるのは不動明王を中心とした五大明王像。憤怒の形相の五大明王は、弘法大師・空海の真言密教において重要な役割を果たす尊像である。花と写経によって、嵯峨天皇と空海が結実させた真言密教の教えを静かに伝え続けている大覚寺の内部をじっくりと巡っていく。