Ⓒ松竹

2024年2月15日(木) 18:35~19:30

<時代劇>『剣客商売 第3シリーズ』

次回の放送予定

2024年2月15日(木) 18:35~19:30
第2話「鬼熊酒屋」

毎週(木) 18:35~19:30

 秋山小兵衛(藤田まこと)が時々訪ねる鬼熊酒屋は、小さな店だが酒も食い物もうまいし安い。亭主の熊五郎(大滝秀治)は気難しく、他に迷惑をかけるような客は追い出してしまう。いつだったか、「昔のよしみで助けてくれ」と金を無心に来た、与吉(左とん平)という初老の男を追い出してしまった。小兵衛はそんな熊五郎が気に入ったのだが、その面構えから、「人の二、三人は殺しているような…」と思っていた。
 ある日、小兵衛は鬼熊酒屋に向かう途中の野原で、熊五郎が腹を押さえてもがき苦しんでいるのを見た。かなりひどい病のようだ。店は娘のおしん(佐藤友紀)とその夫・文吉(木下ほうか)の三人でやっているのだが、娘夫婦にも病気のことを言えないらしい熊五郎に、小兵衛は孤独の影を見た。実は熊五郎はおしんの本当の父親ではなかった。おしんが四歳の時、実の父親は喧嘩で死んだ。母親はすでに亡くなっていた。父親の友人だという熊五郎が、孤児になったおしんを引き取って育てたのだった。
 その頃、佐々木三冬(大路恵美)は、通りがかりに浪人に怒鳴られている老人を助けた。熊五郎の店から追い出された与吉だった。聞けば、与吉が浪人に押し込み強盗の片棒をかつぐように言ったという。与吉に事情を聞くと、病気の娘の薬代のためと言う。三冬は同情した。
 与吉が頼った浪人・南雲八郎(浪花勇二)は、凶悪な男だった。熊五郎がかなり金をためていることを与吉から聞くと、仲間五人で鬼熊酒屋に向かった。金を奪い、一家を皆殺しにするつもりでいるのだった…。

出演者・スタッフ

<出演者>
秋山小兵衛:藤田まこと
佐々木三冬:大路恵美
おはる:小林綾子
おみね:佐藤恵利
四谷の弥七:三浦浩一
傘屋の徳次郎:山内としお
嘉助:江戸家猫八
小川宗哲:奥村公延
与吉:左とん平
おしん:佐藤友紀
文吉:木下ほうか
おさき:浅井江理名
南雲八郎:浪花勇二 
熊五郎(鬼熊):大滝秀治
ナレーター:橋爪 功
<スタッフ>
原作:池波正太郎(新潮文庫刊)
企画:市川久夫 能村庸一 武田 功
プロデューサー:遠藤龍之介 保原賢一郎 佐生哲雄
脚本:田村惠
音楽:篠原敬介
監督:林 徹
制作:フジテレビ 松竹株式会社

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