番組情報
情報・ドキュメンタリー

『人生宝談~人間国宝と語る』


次回の放送予定

2019年1月2日(水) 17:00~18:55


 「人間国宝」(重要無形文化財保持者)。古くから受け継がれてきた音楽・演劇・工芸などの「わざ」を極め、今に伝える人々だ。現在の認定者は109人。(2018年12月12日現在)しかし、彼らの「わざ」を見ることはあっても、その「人柄」を知る機会は少ない。
 番組では、一人の旅人が人間国宝を訪問。至極の芸や技の数々を見学するとともに、貴重な話を聞く。話すうちに見えてくる人間国宝の素顔とは?本音や葛藤、後継者への思い、さらには「生き方のヒント」まで、人間らしさあふれる語らいを繰り広げる。
 2020年に向け、日本への興味が高まりつつある今、日本が誇る文化を支える「人間」を身近な視点で探っていく。

◆堅田喜三久(83歳)「邦楽囃子方」
 歌舞伎の伴奏から音楽として発展した「長唄」の曲趣を盛り上げるのが小鼓や太鼓などの「鳴物」だ。堅田は七十種類もの楽器を演奏、高度な技術と表現力から人間国宝に認定された。邦楽囃子方・望月流家元の次男に生まれたが、独学で修業して鳴物の第一人者に上り詰めた。アメリカ・ロサンゼルスでお囃子を教え、伝統音楽のみならずCMや歌謡曲で演奏するなど幅広く活躍。ジャズとギャンブルを愛してやまない堅田の破天荒な人生に迫る。
旅人:東ちづる(女優)

◆大西勲(74歳)「漆芸家」
 中国製の陶器が「チャイナ」と呼ばれたように、かつて海外で「ジャパン」と呼ばれ珍重されてきた「漆器」。漆芸は一般的に分業で行われるが、大西の場合、材料づくりから漆塗りまですべての工程を一人でこなしている。大西は、髹漆と呼ばれる漆の塗りと研ぎの技術が評価され人間国宝の認定を受けた。
 中学卒業後、大工、自動車整備士、電気工事工などさまざまな仕事をしてきた。そんな中、職人なら飯も食えるだろうと出会ったのが漆の仕事。大西の波乱の人生、そして至福の時間を紐解く。
旅人:林家たい平(落語家)

◆中村東蔵(80歳)「歌舞伎俳優」
 華やかな歌舞伎の舞台で主役を補佐する「脇役」。主役とは異なる「わざ」が必要となる脇役で、立役も女形も巧みに演じ分け、舞台に厚みを加えている。東蔵が演じた脇役の数は550以上。
 父は医師、姉は亡き女優の藤間紫という家庭に生まれたが、幼いころから芸事が好きで歌舞伎界に飛び込んだ。「ただただとにかく芝居が大好きで、与えられた役に夢中で取り組んでいたら、人間国宝になっちゃった」とひょうひょうと語る東蔵に聞く、夢を追い続けるヒントとは?
 旅人:小島奈津子(フリーアナウンサー)

出演者・スタッフ
<旅人>
東ちづる(女優)
林家たい平(落語家)
小島奈津子(フリーアナウンサー)

<人間国宝>
堅田喜三久(邦楽囃子方)
大西勲(漆芸家)
中村東蔵(歌舞伎俳優)