一滴の向こう側

今までの放送

東京・中野区にある「素顔館」。 ここは遺影写真を専門に撮影する写真スタジオ。館長は能津喜代房。
彼はおよそ4000人の笑顔の遺影写真を日本全国で撮り続けてきた。
写真館に訪れる人は様々。
あるときは夫婦で終活のために。また、あるときは病気になり自分の元気な姿を残すために…。
能津は、1人ずつとしっかり向き合い撮影をする。彼が撮るのは“笑顔の遺影写真”。

能津喜代房

写真家・写真スタジオ「素顔館」館長
山口県生まれ、68歳。
東京工芸大学(旧東京写真大学短期大学部)卒業後、資生堂の宣伝制作写真部に入社。
その後、フリーのカメラマンとなり、
1990年朝日広告賞部門賞、
2002年ニユーヨークADC銅賞などの
広告賞を受賞。
2008年に遺影写真専門の「素顔館」をオープン。
今までにおよそ4000人の笑顔の”遺影写真”を撮ってきた。



前編 2017年8月26日(土) 22:00~22:30

 敬老の日に、横浜である写真展が開かれた。
飾られているのは、高齢者の写真。
みんな笑顔で正面を向いているものばかり。
それは“笑顔の遺影写真”。

その写真を撮影した人が、東京・中野区にいる。
「素顔館」の館長・能津喜代房。

そんな彼のもとに、終活を始めた夫婦が来館する。
ご主人はあまり乗り気ではない様子。
しかし、撮影をしていくうちにご主人の気持ちに変化が…。

彼はなぜ“笑顔の遺影写真”を撮り続けるのか。
きっかけとなったのは、義理の父への後悔と両親への想いがあった。

そして、末期ガンを宣告された女性からの依頼が入る。
そんな彼女の願いは、父の残したバラの花と一緒に
撮影してほしいというものだった…。



後編 2017年9月2日(土) 22:00~22:30

 能津に遺影写真を依頼した、大久保貴美子さん。
彼女は肺線ガンのステージ4。
亡き父が残し、大切に27年間育ててきたバラの花との
撮影を希望していた。

能津は、バラの様子や日当たりを確認するため
大久保さんの自宅がある千葉県四街道市へと向かう。

いよいよ、撮影当日。
しかし、大久保さんは少し熱っぽく表情は固い。
体力を考えれば、時間をかけずに撮影をしなくてはならない。

能津がとった行動は…。