一滴の向こう側

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熊本地震から1年が経つ南阿蘇村。
阿蘇大橋は崩落したまま、がれきの残る住居は取り残され、農地も荒れ果てたままの状態が続いている。
そんな中、今もがれきの撤去を続けているのが、井出順二さん。
「自分が惚れた村には早く復興してもらいたい」。彼は仕事を休み、無償で村の復興を手伝っている。
そんな彼のことを人は「熊本のおやっさん」と呼ぶ。

井出順二

熊本県南阿蘇村公認ボランティア団体
「ロハス南阿蘇たすけあい」理事長

大分県竹田市出身。1995年阪神淡路大震災を経験。
その後、建設会社を立ち上げ、神戸の復興に尽力した。
2016年2月、熊本県南阿蘇村に移住。その2カ月後に熊本地震が発生。震災後、熊本県南阿蘇村で土砂やがれきの撤去、家屋の修繕および片付け、農業ボランティアなどを継続的に行っている。



前編 2017年4月1日(土) 22:00~22:30

 熊本県南阿蘇村。
地震から1年が経とうとし、
ボランティアの数も数えるほどになった今もなお、
井出はここで、がれきの撤去などを続けている。

彼は、村の人たちから様々な依頼を受ける。
これまで、荒れたビニールハウスや壊れた作業小屋を直したり、
大雨の時に流れた土石や木を片付けたりしてきた。
そんな井出に、村の人からは感謝の声が絶えない。
彼はなぜこの活動を続けているのか…
そこには、20代の時に阪神大震災を経験した時の後悔があった。

そして南阿蘇村に春がやってくる。
彼にはどうしてもやらなければいけないことがあった…。



後編 2017年4月8日(土) 22:00~22:30

 井出は新たなガレキ撤去の依頼を受け、現場へ。
そこにはかつて、評判の温泉宿が建っていた場所。
しかし、地震による土砂崩れで無残な姿に…。
早速、ガレキ撤去を始める井出。その横で、オーナーが何かを探していた。
実は、ずっと大切に使っていた包丁を探しているという。
井出も、ガレキに目を凝らし、包丁を探し続ける…。


熊本・南阿蘇村にも、春がやってくる。
春を迎える前に井出には気になることがあった。
それは地震で倒れ、放置されたままになっているお墓。
春のお彼岸に向けて、お墓の引き起こし作業が始まる。
地震から1年。春はすぐそこに…。