一滴の向こう側

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第61回 吹奏楽のカリスマ先生

吹奏楽の名門である精華女子高等学校で、「吹奏楽の甲子園」と呼ばれる全日本吹奏楽コンクールに19回出場し、金賞を10回受賞、
全日本マーチングコンテストでは16回出場して全て金賞。
2014年にCDを発売すると、クラシック部門で日本ゴールドディスク大賞まで受賞した。
そんな吹奏楽部をイチから育て上げたのが藤重佳久(61)。吹奏楽界のカリスマと呼ばれた人物。
しかし昨年、彼は定年退職と同時に精華女子高等学校を去り、今まで全国レベルの賞を取ったことのない活水高等学校・中学校吹奏楽部の音楽監督へ。

藤重佳久

活水学院吹奏楽団 音楽総監督
福岡県久留米市出身。
武蔵野音楽大学時代にプロのホルン奏者として活躍。
しかし大学卒業後、プロの道を諦め、精華女子高等学校吹奏楽部の顧問となり、無名だった吹奏楽部を全国トップクラスに育て上げた。
昨年、定年を迎え精華女子高等学校を退職し、活水高等学校・中学校吹奏楽部の監督に就任した。



前編 2016年11月12日(土) 22:00~22:30

 藤重が活水高等学校・中学校の吹奏楽部監督に就任してから1年。
今年、生徒たちは、全日本マーチングコンテストの長崎県大会を突破。
全国大会への切符をかけた九州予選に向けて 練習に励んでいた。
生徒たちの前で大きく指揮を振る 藤重の指導はいつも全力。
時には、こんな厳しい言葉も…。

「このレベルじゃ全国大会は無理!」
「練習不足!」

全体練習が終わってからも、藤重の元には、助言を仰ごうとする
生徒たちが列をなしていた。

そんな彼は、去年から家族のもとを離れ、一人暮らしをしている。
掃除や洗濯をする手は今もどこか、ぎこちない。
還暦を迎えてからの単身赴任。
そこまでして彼が生徒たちに伝えたい想いとは?



後編 2016年11月19日(土) 22:00~22:30

 全日本マーチングコンテストの全国大会をかけた
九州予選が迫っていた。
藤重の指導にもだんだんと熱がこもってくる。
厳しい練習に必死でついてくる生徒たち。
その中の一人に、ソロパートを担当する生徒がいた。
しかし、いくら練習してもうまく吹くことができずに悩んでいた。
実は彼女、藤重の指導を受けたいと、
精華女子高等学校から活水高等学校・中学校へ転校してきた生徒だった。

本番を間近に控え、始まる合宿。
藤重は、ある秘密兵器を用意していた。
それは、長崎を象徴する楽器だった。