一滴の向こう側

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第58回 家族じゃないけど、家族です

富山県富山市。住宅街の一角に、いつもにぎやかな一軒の家がある。
ここは、子どもからお年寄り、障がい者まで、どんな人でも利用することができる「デイケアハウスにぎやか」。
通常、福祉サービスは高齢者・障がい者・学童保育など縦割りにされていることが多いが、受け入れ対象者を限定しないデイサービスは
約20年前から富山で始まり、今では「富山型デイサービス」と呼ばれ、全国に広まっている。
いつも笑顔で溢れている「にぎやか」。そこに、どんな秘密があるのか?

阪井由佳子

富山県富山市出身。
高校卒業後、理学療法士の資格を取り、
老人保健施設でリハビリを担当。
しかし、介護の現実に矛盾を感じ、退職。
28歳の時に、自らの自宅を改修して、
「デイケアハウスにぎやか」を立ち上げた。



前編 2016年10月1日(土) 22:00~22:30

 住宅街の一角にある、「デイケアハウスにぎやか」。
およそ50人が、ここ施設を利用している。
彼らは、スタッフ・利用者に関係なく、
お互いに助け合いながら、生活しており、
それの姿はまるで家族のようだ。
徘徊することのある認知症の高齢者。
障がいのある息子と高齢の両親の親子3人で利用している人。
この施設の理事長の務める阪井由佳子さんは、
どんな人も、このにぎやかに受け入れる。
そこには阪井さんのある強い想いがあった。



後編 2016年10月8日(土) 22:00~22:30

 この日、ある問題が…。
利用者の1人、脳性麻痺の女性が、
一睡もできず、何も食べなくなってしまった。
阪井さんは一体、どうするのか…?
そして、「にぎやか」で20年過ごしてきた男性。
今年1月、緊急搬送され、一時は危篤状態に陥っていた。
阪井さんは、彼を「最期まで看取る」と
心に決めていた。

そんな中、彼の73回目の誕生日。
「にぎやか」に100人もの人が集まった。