一滴の向こう側

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第54回 野馬追に願いを託す

原発事故から5年。福島県・南相馬市にある小高区が避難区域解除によって、ようやく住むことが許された。
しかし、街に戻ってくる人はごくわずか。そのほとんどはお年寄りで、街の活気は失われていた。そんな街の復興を願う男がいる。
小高区騎馬会会長、佐藤邦夫だ。彼が挑むのは、この土地で1000年以上続く伝統の祭り「相馬野馬追」。
そこには原発事故によってバラバラになった家族や街への想いがあった。

佐藤邦夫

南相馬市 小高区騎馬会会長
2016年7月、避難指示解除となった南相馬市小高地区に
暮らす。小高区の騎馬会を率いて、地元を活気づけようと
伝統の相馬野馬追に臨む。



前編 2016年8月6日(土) 22:00~22:30

 佐藤さんの自宅は、原発から20キロ以内の避難区域、
福島県南相馬市小高地区にある。彼は避難解除される
1年前から自宅に戻っていた。しかし、子どもや孫は
別の街に避難したまま戻って来ない。
 佐藤さんはこの祭りで家族が戻ることを願い、
1人準備を始める。



後編 2016年8月13日(土) 22:00~22:30

 福島県南相馬市小高区。
街の復興を願い、1000年以上続く伝統の祭り
「相馬野馬追」に挑む佐藤邦夫さん。
祭りの当日には、原発事故によりバラバラになっていた
家族も久しぶりに集まってきた。
その中には、避難先の仙台から今年初めて参加する孫、天太郎君の姿も。
そして祭りの本番。あいにくの雨にも関わらず、
南相馬市には多くの観客が詰めかけた。
 果たして、佐藤さんの思いは届くのか?