一滴の向こう側

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雪まつり史上初… 大雪像の上で挑むオペラ

 日本最大級の冬のイベント「さっぽろ雪まつり」。66回目を迎える歴史ある祭りだが、今年は史上初の試み「大雪像上での人形劇オペラ」が計画されていた。
 オペラの演出、美術監督、脚本を担当するのは、人形劇師、沢則行。オペラの舞台となる大雪像を作るのは、雪像製作のプロ、森岡孝友。
 今回は4週に渡り、「さっぽろ雪まつり」で史上初の試みに挑戦する2人の男の強い想いと情熱に迫る。


沢則行

人形劇師
小樽市出身、チェコのプラハ在住。
世界20ヶ国以上で人形劇を公演し、数々の国際的な人形劇の賞を受賞。
今回、史上初の雪像の上での人形劇オペラ「雪の国のアリス」の演出・美術監督・脚本を担当する。「劇を見たお客さんに雪を好きになってもらいたい」という想いを込める。



森岡孝友

札幌市大雪像制作団団長
元自衛官。自衛官時代から雪像製作に関わり続け、退官後も雪像製作に携わり、この道40年のベテラン。
周りからは「隊長」と呼ばれ、1年を通して雪まつりの事を考えている。
「雪まつりこそ、人生そのもの」と語る「ミスター雪まつり」。




第1話 2015年2月7日(土) 22:00~22:30

 「第66回さっぽろ雪まつり」、北海道の冬の風物詩が今年も開催。注目されているのは「不思議の国のアリス」をモチーフに作られた、大雪像の上で行う人形劇オペラ「雪の国のアリス」。その舞台の演出を任されたのは世界的な人形劇師・沢則行。沢は人形劇オペラで使用する人形の制作に追われる。巨大な人形を前に沢は「本当に雪像の上で動かせるのか」悩んでいた。
 沢が考えたデザインを大雪像にするのは、大雪像制作隊長・森岡孝友。しかし、今年は暖冬のため雪が少なく、雪まつりには厳しい年となった。このみち40年の「ミスター雪まつり」がとった策とは…。
 そんなある日、雪像制作の現場を沢が訪れ、2人のプロが互いの意見をぶつけ合う。高さ12mのステージで、人形劇オペラは本当に可能なのか?



第2話 2015年2月14日(土) 22:00~22:30

 「人形劇オペラ」の稽古を始める沢。しかし、そこにはある問題があった。それは、全員が揃って稽古する時間があまりにも少ないこと。さらに、全長6mの人形にも問題が。人形が大きすぎて動きが悪くなってしまっていた。稽古に加え、人形制作も並行して行われているが、いまだ完成していない。果たして間に合うのか?
 高さ12mまで積み上がった雪像。そこからデザインどおりに制作するために、チェーンソーやスコップを使って大まかな「荒削り」を始める。今年のチームは初心者が多く、森岡の思ったとおりに進まない。それを見た森岡は自らスコップを持った。
 ある日再び、森岡の元に沢が訪れた。そこでそんな2人が頭を抱える問題が浮き彫りに。


第3話 2015年2月21日(土) 22:00~22:30

 雪まつり史上初、高さ12mの大雪像の上で行われる人形劇オペラ。森岡の指揮のもと、順調に進んでいた雪像作りに問題が…。暖冬の影響で雪が溶け、思うように作業が進まない。さらに季節外れの雨の予報。頭を抱える森岡。せっかく作り上げた雪像が大被害を受ける。果たして、森岡は無事に雪像を作り上げる事ができるのか?
 一方、沢は雪像の上での動きを想定し6mのクリオネと3mのシマフクロウの練習を始めていた。さらに、子どもたちを集めた新たな稽古にも熱が入る。しかし、ウサギの人形作りが遅れていた。本番まで残された時間はあとわずか。沢は焦っていた。
 そして、沢が再び森岡のもとを訪れた…。一体何をしようというのか?

第4話 2015年2月28日(土) 22:00~22:30

 日本最大級の冬のイベント「さっぽろ雪まつり」開幕まであとわずか。人形劇オペラ「雪の国のアリス」の舞台となる雪像作りは、雨の影響で遅れが出ていた。修復箇所が予想以上に多く、作業は深夜にまで及ぶことに…。森岡は焦っていた。
 大雪像の上でリハーサルを行う沢だが、高さ12mのステージにはある問題が。さらに、子供たちの練習を見た沢は不安を感じていた。
 そしてついに「さっぽろ雪まつり」が開幕。不安を抱えたまま迎えた本番。果たして、雪像の人形劇オペラは成功するのか。