一滴の向こう側

今までの放送

へき地に希望と笑顔を

 現在、瀬戸内海には727の島があり、その内、人が暮らしている島はおよそ150島。美容室がない離島で暮らす人々のために、出張美容室をコーディネートしている
西岡貢。
 事故や病で倒れた時、手当てするまでの1分1秒が命にかかわる… そんな一刻を争う命の現場にドクターヘリやドクターカーを使って駆けつける救命救急の
ドクター、今明秀。
 今回は4週に渡って、へき地の人々の希望と笑顔のために活動する2人の情熱に迫る。

西岡 貢

「訪問理美容ネットワーク ゆうゆう」理事長
美容室のない島へ『出張美容室』をコーディネート。
「離島に過疎地に元気ときれいの風を」をスローガンに、
1年前から瀬戸内海の島で出張美容を実施。
現在、香川県の6島を定期的に訪問している。
出張美容室で多くの女性を喜ばせたい。

今 明秀

八戸市立市民病院
1983年 自治医科大学卒
その後外科医として、青森県内のへき地医療に携わる。
36歳の時に日本医大の救急医学室に入局。
川口市立医療センター救命救急センターを経て
2004年 八戸市立市民病院救命救急センター所長に。
当時の救命専属医はたった1人。
現在は、22名体制に。


第1話 2014年9月27日(土) 22:00~22:30

 瀬戸内海の島々。そこには、美容室のない島もたくさんある。そんな離島を訪れ、出張美容室を開いている西岡貢。西岡が訪れたのは香川県の岩黒島。オープンの時間になるとこの日を心待ちにしていた島民が続々と集まり始める。徐々に変わっていく姿に目の輝きが増し喜ぶお客さんたち。その中に、ある想いを抱えてやって来たおばあちゃんが…。
 青森県八戸市にある八戸市立市民病院救命救急センター。救命に関わる専属の医師の数は、全国でもトップレベル。空から現場へ医師を運ぶドクターヘリと、陸からはドクターカーを駆使し患者の元へ駆けつける。そんな最先端のシステムを病院に導入したのが、救命救急のスペシャリスト、今明秀。彼が救命救急の世界に飛び込んだきっかけとは?




第2話 2014年10月4日(土) 22:00~22:30

 西岡は美容師を引き連れ、香川県の本島(ほんじま)にやってきた。2カ月に1回のペースでこの本島を訪れている。出張美容室まであと30分。会場となる公民館にはすでに、西岡たちの到着を首を長くして待つおばあちゃんたちが待っていた。髪をカットし、見違えるようになった姿を見て皆表情が明るくなる。そして、去年骨折して以来、家に籠りっぱなしで人前に出ることを敬遠していたおばあちゃんが出張美容室に姿を見せた。一年ぶりに髪を切り、変身したおばあちゃんは周囲も驚く行動を…。
 ドクターカーの出動は年間で1200回以上。医師をいち早く現場に送り、的確な治療を行うことで多くの患者が救われている。ドクターカーで現場に向かった医師に付き添われ、スズメバチの大群に襲われたという91歳のおばあちゃんが搬送されてきた。果たして容体は?
 また、病院に緊急要請が… ドクターカーで出動した今は、患者が乗っている救急車に合流。すぐさま治療に取り掛かる。患者に「パタカ」という言葉を復唱させる今。「パタカ」の意味とは?


第3話 2014年10月11日(土) 22:00~22:30

 より多くの女性を笑顔にするため、新たな島の自治会長を訪ね、飛び込み営業で出張美容室の良さを必死に訴える。西岡の熱意が伝わり、2週間後に新たな島で出張美容室を開くことになった。今回は、事前予約なしのお試しカットだけに利用者の人数は予測できない。果たして、お客さんは来てくれるのか。
 ドクターヘリは救急車に比べ、より早く医師が患者と接触できるため、死亡率はおよそ1/3に抑えられるとされる。消防からドクターヘリの要請がありすぐさま出動。現場に飛び立ってから30分で戻り、緊急手術へ。今が鍛えた精鋭たちにより手術も無事成功。ドクターヘリのおかげで一命を取り留めることができた。しかし、今には救命救急の現状についてある悩みがあった。

第4話 2014年10月18日(土) 22:00~22:30

 美容室のない六島で、初めて開いた出張美容室は大好評。しかし、今回は4時間半の滞在で2カ所を巡る強行スケジュール。次の会場では、すでにお客さんが待っているとの報せが。さらに自宅でのカットを希望している人も…。そんな中、西岡の元にさらなる依頼が飛び込んできた。
 緊急出動したドクターヘリが病院に戻ってきた。患者は2歳の女の子。誤って、右腕にやけどを負ってしまった。やけどの跡が残るかはやけどの深さ、治療の早さで決まる。女の子のやけどの程度は…。
 さらに今は新たなシステム「移動緊急手術室」を考えていた。それは一体どんなものなのか?