一滴の向こう側

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春 学び舎に笑顔の花を…

 「地域の人たちに喜んでもらいたい」「料理で人の役に立ちたい」という想いから、地元のお店に協力を得て月に一度レストランを開いている千葉県の鎌ヶ谷高校料理研究部。
 東日本大震災で被災した福島高校。母校を巣立つ後輩たちのために立ち上がったのは33年前の卒業生、篠木雄司。生徒たちのために太宰府天満宮の梅を贈るプロジェクトを敢行。
 今回は4週に渡って、「この春、学び舎に笑顔を」という想いに駆られ立ち上がった人々の情熱に迫る。
 

千葉県立鎌ヶ谷高校 料理研究部

・2年生6名、1年生11名、男女合計17名。過去には高校生クッキング選手権グラプリなど数々の賞を受賞。
・「手作りの料理で地域の人に笑顔になって欲しい」という想いから、月に一度、フランス料理店を借り、「高校生レストラン」を開く。予約開始から40分で満席になるほど地元の人たちに大人気。

篠木雄司

・33年前に福島県立福島高校を卒業したOB。東日本大震災直後に入学し、大変な高校生活を送ってきた卒業生たちに「思い出に残る卒業式を」と動き出す。
・「梅」がシンボルの母校に学問の神様・菅原道真を祀る太宰府天満宮から梅の木を譲ってもらうという前例のない事に挑む。

第1話 2014年3月29日(土) 22:00~22:30

 千葉県鎌ケ谷市にある一軒のフランス料理店。1日限定50人のお客さんが本格フレンチのフルコースを楽しんでいる。そんな特別なレストランを開いているのは、鎌ヶ谷高校料理研究部。地元のお店に協力を得て、2013年10月から月に一度の営業をスタート。メニューの開発から調理、接客まで全てを行う。手作りの料理で地域に笑顔を届ける、高校生レストランを始めることになったきっかけとは?
 県内屈指の進学校である福島高校で、東日本大震災後に入学した学生たちの卒業式が行われていた。この3年間震災で大変な苦労をした後輩たちのために立ち上がったのが篠木雄司。梅と深いつながりがある福島高校に、篠木は太宰府天満宮の梅の木を植えるプロジェクトを思いついた。しかし、そこには数々の難題が待ち構えていた。

第2話 2014年4月5日(土) 22:00~22:30

 高校生が月に一度オープンする大人気のレストラン。次回のオープンに向けて話し合いが行われていた。料理でどんな人の役に立てるのか話し合いが続く中、より具体的な案が出る。テーマは、「育児でゆっくり外食を楽しめないお母さん達がホッと一息つけるレストラン」に決定。早速、メニュー作りに取り掛かるが…。
 太宰府天満宮から福島高校に梅の木を贈る「飛梅プロジェクト」の発起人の篠木。ついに太宰府から梅を運ぶ時がやってきた。1000年以上の歴史がある太宰府天満宮が一般の人に梅を譲るのは初めてのこと。今回卒業する学生たちへ贈られるのは、樹齢15~20年の若木5本。この梅の育ての親から想いを聞き、篠木は大事に育てることを誓った。

第3話 2014年4月12日(土) 22:00~22:30

 今年卒業する福島高校の生徒たちへ、太宰府天満宮から贈られる5本の梅の木。いよいよ1500㎞離れた福島高校へ向け出発。九州・福岡で育った梅の木は、東北・福島の厳しい寒さに耐えられるのか…?母校に辿り着いた梅の木を見た篠木の表情が曇る…。
 育児に日々奮闘しているお母さん達を招待する高校生レストランオープンまであと5日。出す料理もほぼ完成していたが、カニアレルギーを持つお母さんがいることが判明。「ズワイガニのテリーヌ」担当の副部長・廣瀨は、動揺していた。会議の結果、アレルギーのお母さんには別の料理を出すことに決定。しかし納得のいかない廣瀨は、カニの代わりにホタテを使うのはどうかと提案する。

第4話 2014年4月19日(土) 22:00~22:30

 卒業式前日、卒業生たちが太宰府天満宮から贈られた梅の木を見に集まっていた。しかし、梅はまだ咲いていない…。篠木たちOBの想いは5本の梅の木に伝わるのか。そして卒業式当日、学校を訪れた篠木の目に涙が…。
 レストランオープン当日。昼休み、放課後などを利用し最後の準備に取り掛かる。開店まであと30分に迫り、この日を楽しみにしていたお母さん達も集まってきた。
 いよいよオープンの時…。果たして、お母さん達に満足してもらうことはできるのか。