一滴の向こう側

今までの放送

新潟県にある人口4000人ほどの小さな町。
ここで年に一度行われる「片貝まつり」には、大勢の人が集まる。その数およそ20万人。
お目当ては、世界最大級の花火「四尺玉」
世界でも珍しい四尺玉花火を作っているのが、片貝煙火工業の本田正憲(71)
江戸時代から続く花火のお祭りを守り続ける花火職人の想いに迫る。

本田正憲

片貝煙火工業 代表取締役
1947年 新潟県片貝町出身。
幼い頃から、地元「片貝まつり」であがる花火を見て育つ。サラリーマンとして大阪で働いていた時、町会議員だった父が片貝町で最後の花火屋を引き取り、花火を作り始める。 自らも片貝町に戻り、父と共に花火の道へ。30年以上にわたり世界最大級の花火 四尺玉を打ち上げている。




前編 2018年9月22日(土) 22:00~22:30

 全国およそ30ヶ所の花火大会の花火を製作する本田。
バラエティ豊かな本田の花火は、人々を魅了する。

そんな彼が、花火屋になったのは、今は亡き父の影響。
父は、片貝町の花火をなくしてはいけないと
廃業寸前の最後の花火屋を引き取った。
当時サラリーマンだった本田も
伝統の片貝まつりを絶やしてはいけないと
父と一緒に花火の道を目指した。

そして共に作りあげたのが世界最大級の打ち上げ花火
“四尺玉花火”。一般的な花火のおよそ8倍の大きさ。
今年も花火のシーズンが始まった。本田が取りかかったのは、
新潟県の花火大会「ぎおん柏崎まつり」
20年前に、本田が花火の打ち上げを担当するように
なってから、大勢の客が集まるようになったという。
本田が作り上げたのは、
海を使った柏崎でしか見られない花火だった。



後編 2018年9月29日(土) 22:00~22:30

 世界最大級の花火 四尺玉が打ち上がる片貝まつり。
いよいよ本番が近づいてきた。
花火の町 片貝町で1年かけ製作された花火には、
町民の想い、そして、亡き父の願いが込められている。

迎えた本番当日。しかし天候は雨…
それでも全国各地から続々と人がやってくる。
小さな町が、この日だけは大勢の人で溢れかえる。

30年以上花火を打ち上げ続ける本田。
そんな彼でも、
四尺玉の打ち上げ準備には細心の注意を払っていく。
本番直前。
慎重に四尺玉を運び、巨大な筒の中に入れていく…

午後10時。町中に打ち上げ前のサイレンが鳴り響き、
いよいよ四尺玉花火が打ち上がる。