一滴の向こう側

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2017年10月12日に、ある表彰式が行われた。
「第15回 勇気ある経営大賞」 常識にとらわれず、新しい挑戦をしている中小企業を表彰する。大賞に選ばれたのは、
音が出ない建設工具を開発した「丸高工業」。このアイデアを考え実現させたのは、双子の技術者だった。
そして、優秀賞に選ばれたのは、使用済みのペットボトルから新しいペットボトルの原料を作る技術を確立した「協栄産業」。
開発から17年かけ完成させたその技術は、世界中から注目されている。日本が誇る中小企業、その勇気ある挑戦の物語。

兄・髙木一昌(左)/ 弟・栄造(右)

丸高工業 社長の兄と、専務の弟
騒音が問題となる改修工事で、消音・消塵化する工具開発に挑戦。
女性や若手でも熟練工と同じレベルで作業ができるように作業手順を変えたり、新しい工具を開発。
「第15回 勇気ある経営大賞」大賞を受賞。



古澤栄一

協栄産業 社長
2006年、使用済みのペットボトルから新しいペットボトルの原料を作る技術を開発。現在では、年間15億本以上の飲料ボトルへリサイクルしている。
「第15回 勇気ある経営大賞」優秀賞を受賞。



前編 2018年6月23日(土) 22:00~22:30

 使用済みのペットボトルから新しいペットボトルを作るのは
技術的に非常に難しいと考えられていたため、
通常、卵パックやフリース、
作業着などの繊維製品などにリサイクルされている。
そんな常識を変えた古澤の開発。
実用化までにかかった歳月は、17年。
なぜ古澤は、あきらめなかったのか…。
そこには、自らを信じ続け、ひたすらに夢を追いかけた男の姿があった。

建設現場の改修工事で出る騒音。
それは仕方がないものだと思われていた。
その問題に挑んだのが丸高工業。
消音・消塵化する工具を作り、
ホテルや病院、大学での改修工事に役立っている。
それは、ある兄弟が自らの信念を貫き、二人三脚で取り組んだ開発。
しかし、歩んできた道のりは、困難の連続だった。



後編 2018年6月30日(土) 22:00~22:30

 建設現場から騒音をなくす工具の開発を続ける髙木兄弟。
今、彼らが取り組んでいるのは、
天井ボードの自動解体機。
細い刃が回転し、天井ボードを切っていく。

しかし…その刃が折れてしまった。
さらに、誰もが使えるようにするため、
女性でもテストを行う。
すると、大きな欠点が見つかる…。

一方、使用済みのペットボトルから
新しいペットボトルの原料を作る
日本初の技術を開発した古澤。
工場には、タイの政府関係者の姿が。
わざわざ古澤が開発した技術を見学に来ていた。

そして古澤は、新たな工場を建てようとしていた。
挑戦するのは、世界初の新技術。果たして…。