一滴の向こう側

今までの放送

おじいちゃん・おばあちゃんの小さなテレビ局

 高齢化が進み、地域の交流が希薄になってしまった京都府京田辺市松井ケ丘。この町で、お年寄り達に「地域の情報を与えたい」と立ち上がった人達がいた。彼らが始めたもの、それは「この町だけの小さなテレビ局」。
 カメラマンは、町の電器屋さん・石田憲次。アナウンサーは、専業主婦の中村芙美子。この町を愛し、「お年寄りの住みやすい良い町にしたい」と日々奮闘する、小さなテレビ局のスタッフ達の姿を3週に渡ってお届けする。

石田憲次

「松井ケ丘CATV」カメラマン
・72歳。テレビ局の発起人で、松井ケ丘の電器屋さん。
・カメラマンだけでなく、撮影した動画の編集も行う。
・何か一つの事に集中したら、とことん突き詰めるタイプ。
・40年暮らしている松井ケ丘の住民達の絆を深める為、テレビ局を立ち上げることにした。
・毎週2本の新番組を作っている為、四六時中テレビ番組の事を考えている。

中村芙美子

「松井ケ丘CATV」アナウンサー
・70歳。結婚48年目の専業主婦。
・テレビ局を始める前から、石田とは35年来の友人で、良き相棒。献身的に夫を支えながら、取材を続けるという忙しい日々を送っている。
・元々地域に顔が広い為、地域住民の出演交渉も担当している。
・アナウンサーをしているのは自分の意志ではなく、ある事がきっかけだった…。

第1話 2014年1月11日(土) 22:00~22:30

 京都府京田辺市松井ケ丘。2000人以上が暮らすこの町は、人口のおよそ4割が65歳以上で、高齢化が深刻だった。中には外に出歩く事も出来ず、地域の情報を得る事が出来ないお年寄りもいるという。そんなお年寄り達に地域の情報を伝えるため、「この町だけの小さなテレビ局」を立ち上げた人達がいた。しかし、彼らも高齢者。カメラマンは72歳の石田憲次。アナウンサーは70歳の中村芙美子。
 ある日、彼らが撮影に向かったのは、松井ケ丘唯一の商店街。かつては、活気に満ちあふれていたこの商店街も、大型店の進出や店の人の高齢に伴い、今ではシャッターが目立つ商店街に。石田達は、そんな町の変化を伝えようとしていた。
 しかし取材中、機材を忘れたり、録画ボタンを押し忘れてしまうなど、予期せぬ事態が待っていた。果たして、無事に放送はできるのか…。

第2話 2014年1月18日(土) 22:00~22:30

 おじいちゃん、おばあちゃんの小さなテレビ局「松井ケ丘CATV」。数多くある番組の中で、最も高い人気を誇っているのが、最年長メンバー石原洋子76歳の料理番組【あいあいほっとすぽっと】ほっと一息つける料理が主婦たちに大好評。人気の秘訣を探るべく石原に密着。
 まず向かった先は友達の畑。石原にはこだわりがあり、食材は常に旬のもので、地域の主婦が真似できる身近なものばかりを扱っている。今回は、一体どんな料理をつくるのか?
 自宅に戻り料理を始めた石原は、愛用のデジタルカメラでポイントごとに写真を撮る。撮影した料理の写真はパソコンに取り込み、レイアウトから文章、選曲まで全て一人で編集作業を行う。
果たして、納得いくものができるのか。

第3話 2014年1月25日(土) 22:00~22:30

 もうすぐ開局1年。石田と中村はある特別番組を考えていた。それは40年前に松井ケ丘が出来た時から住んでいるお年寄り達の声を集め、残していこうという番組だった。独居のお年寄りが多い松井ケ丘。そんなお年寄り達を取材し、テレビに出す事によって、元気になってもらいたいという想いも込められていた。
 早速取材を開始。まず向かったのは松井ケ丘で華道と茶道の教室を開いている竹園さん、83歳。
 アナウンサーの中村は初めてのお茶室での取材で緊張してしまう。そして、石田にはテレビ局が開局した時から「取材したい」と考えていたお年寄りがいた。しかし、数年前に奥さんを亡くし、ずっとふさぎ込みがち。更に耳が遠い為、インタビューが困難だった。「その人をテレビに出して本当に元気になってもらえるのか?」石田はずっと悩んでいたが、遂に取材を決行。
 果たして、取材はうまくいくのか?そして、どんな特別番組が出来上がるのか?