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★BACK NUMBER #18

放送日時
★INTERVIEW
★MONTHLY TARGET 川澄奈穂美

●サッカーを始めたきっかけ
川澄:
父と姉と社会人のサッカーチームを見に行った時、姉がすごく興味を持って。“サッカーチームに入りたい”ということでサッカーを始めて。ずっと姉に付いて行っていて、砂遊びをしたり遊具で遊んだり…たまにボールを蹴ったり。本当に自然にサッカーを始めた感じです。当時チームに入れるのが小学校2年生からだったんですけど、“2年生になったらこのチームに入れるんだ”って、何の疑いもなく考えていました。

●上尾野辺めぐみ選手の第一印象
松原:
最初に入ったチームに上尾野辺めぐみ選手もいましたけれど、出会った時の印象はどうだったんですか?

川澄:
練習前にジョギングをするんですけれど、いつものようにしていたら、後ろにすっごく小さくて見慣れない幼稚園生が走っているなって思ったんです。“誰かの妹かな”“可愛いな”って思ってたら、コーチから説明があって。“ナホと同じ年だから”って言われて…。同じ年っていうことにも驚いいたし、女の子っていうことにも驚いたんですよ(笑)。本当にそれくらい小さくて男の子みたいだったんですけど、ボール触っているのを見て“こんなに上手い子がいるんだ”って衝撃を受けました。今でもそれは覚えています。

●あこがれの澤穂希選手
松原:
小学校の時、ある大会で優勝した際、澤穂希選手とのエピソードがあると聞きましたが。

川澄:
今でいう皇后杯の決勝戦を見させてもらえるということで観戦に行ったんですけど、試合を観戦した後、澤選手と小野寺志保選手がスタンドに上がってきてくれて。みんなでワ~ってなって…みんな若干固まってしまったんですけど、“みんなおいで!”って言ってくれて。その時は真っ先に駆け出して澤さんの膝の上をゲットしました。

●サッカー選手への気持ちの芽生え
川澄:
小学校6年生の時の文集には既にサッカー選手になりたいって書いていて。それは自分でも覚えていたので、それくらいから意識していたんだろうなって思ったんですけど、ワールドカップ後に知り合いのお母さんに小学校2年生の時の文集を持ってきてくれて。それに“サッカー選手になるんじゃ”って書いてあって…(笑)。もうこの時から思っていたんだろうなって。覚えていなかったですけど、当時からそういう気持ちでやっていたんだなって…。すごく小さい頃から日本代表になりたいという気持ちで取り組んでいましたので、“朝起きて大スターになっていた”とかならすごく驚くと思うのですが、ずっと積み重ねてきて、日本代表でサッカーを広めたいっていう想いもあったので、自分の中では順調すぎるくらいなサッカー人生なんじゃないかなって思っています。

●順調に歩んできたサッカー人生
松原:
小中高大とサッカー漬けの日々でしたけど、嫌なことがあってサッカーを辞めたいって思ったり、情熱が薄れるようなことってなかったんですか?

川澄:
なかったですね。とにかくサッカーが好きっていう気持ちが大きかったので。サッカーで上手くいかないことって当然あるんですよ。それが自分の中では悩みだったり壁とは思っていなくて、“自分が好きな事をやっていて、そういう乗り越えなきゃいけないものが出てくるというのはすごくありがたいことなので、好きな事をやらせてもらっている限り、自分の中では試練ではなかったですね。

●INAC入団を決めた理由
川澄:
色々なチームも見させてもらって、お話を頂いたチームもあったんですけれど、一番最後に声をかけていただいたのがINACでした。それも大学のインカレが終わったくらいの時で、1月になってもまだ進路が決まっていない感じで遅かったんですけど、1月の下旬に一度練習を見に行って。その時は代表選手がいなかったんですけど、ゲームを見たらすごくスピーディーで攻撃的で楽しそうだなっていうのが印象的で。特に印象的だったのは、一年中ブラジル代表のプレッタ(デルマ・ゴンサルベス)と練習が出来るというのが魅力でしたね。

松原:
当時はスーパーサブとしての起用が多かったと思うのですが、不満とかはありませんでしたか?

川澄:
もちろん最初から出るにこしたことがないですけれど、サッカーは90分で決着をつけるスポーツですし、その中でサブが与えられる役割っていうのも非常に大きいと思うので、自分がスタートで出るようになってからは、後から出る選手が積極的にいってくれたり、流れを変えてくれたりして非常に助かるんです。本当にサブの選手が試合を決めたこともINACの試合では数々あるので、そういった意味ではサブにしか味わえない醍醐味があると思ってやってきました。

●2013年前半戦を振り返る
松原:
昨年の前半戦は9試合で29得点だったんですけど、今年は攻撃面で何か違いを感じていますか?

川澄:
昨年から引き続きでやっているという部分があるので、意思疎通という部分で言えばさらに磨かれているのかなっていうのはありますし、クロスからの得点というのも非常に高い精度で獲れているので、昨年に比べると細かいパス回しは減ったかなと思うんですけど、その分ダイレクトプレイというか、サッカーはゴールを決めることが目的なので、ゴールに迫る勢いみたいなものは昨年よりあるのかなって思いますね。

松原:
前半戦で最も印象に残っているゴールはどれですか?

川澄:
今パッと浮かんだのは、第7節浦和戦での髙瀬の復活ゴールですかね。アシストをしたってこともあって自分の中では印象的でしたし。あとはベブ(ゴーベル・ヤネズ)が頭切ったのにヘディングシュートを決めた第8節日テレ戦ですかね。

●新加入選手への期待
川澄:
しっかりとシーズンを通して戦うという意味では、誰がどこのポジションでケガをするか分からないので、サブの選手は常に良い準備をして欲しいなって思いますし、やっぱりポッと出て活躍できるリーグだとは思わないので、本当に日々のトレーニングの中で高く意識を持ってやって欲しいなって思います。スタートの選手がケガで抜けた中でも、他の選手がしっかりと自分の色を出してくれて、勝利に繋がるというのはチーム全体として良いことだと思います。

松原:
新加入選手も含めて成長していると感じますか?

川澄:
そうですね。“まだまだやって欲しい”“もっともっとやっていいぞ”っていう部分ももちろんありますけど、最近は見ていて良くなってきているなって思います。

●前半戦の良かったところ
川澄:
とにかく結果が出ているっていうところが一番良かったところで、昨年よりも得点が獲れていて9連勝しているっていうことが一番評価できるところじゃないかなと思います。

●前半戦の悪かったところ
川澄:
自分たちはボゼッションサッカーを目指してやっているので、その点はまだまだこだわったり、もっともっと…例えばサイドバックが攻撃に参加したり、さらには得点を獲っちゃうくらい、全員で攻撃していけるようなサッカーをやりたいなっていうのはあります。

●キャプテンとしてのチーム目標
川澄:
とにかく3連覇をすることが、自分もそうですし、チームの目標なので、そこに対してはしっかりとやって行きたいなって思いますし、現在の勝ち点を見るとかなり有利な状況になっていますけれど、リーグ戦だけではなくて、この後にあるIWCCや皇后杯でも、もっと高みを目指した良いサッカーをしたいというのがあるので、リーグ戦の一戦一戦を大事にして、自分たちのサッカーをやって行きたいなって思います。個人としては、チームメイトの助けもあって得点も獲れていますし、アシストも出来ているので、そのあたりは継続していきたいなと思います。
★GALLERY
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