トカイ・ヘジャリア地方では古くから甘口の貴腐ワインが造られており、この地方は世界文化遺産にも認定されています。ハンガリーのトカイ・アスーは、フランスのソーテルヌ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼと共に世界三大貴腐ワインの一つとして有名です。
グランド・トカイは、トカイ・ヘジャリア地方を牽引する地域最大規模の国営ワイナリーで、セラーの広さは中央ヨーロッパで一番です。(5.5km/17,600 平方メートル)。
ワイナリーは1948年に開設され、70ヘクタールの自社畑を所有し、その他1,400軒の農家(約1100ヘクタールのぶどう畑)からぶどうを買っています。 グランド・トカイはトカイ地域ワイン生産量の約40%を締めており、地域農家の労働を充実させぶどう品質を向上させながら、地域のワイン品質を高めることに貢献しています。
約1200年前からこの辺りにぶどう畑があり、火山があった為、ミネラルを多く含んだ火山砕屑物から良い土壌ができたそうです。 9〜10月の朝の湿気と昼間の太陽で貴腐が出来るのですが、毎年よい状態のぶどうが収穫できるのではなく、10年の内3回程しか良いぶどうが出来ない程、貴重な貴腐です。
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