第1話 刺客

 660年、百済軍を率いるケベクは新羅の大軍と黄山伐で4度目の戦いを繰り広げ、見事勝利する。激戦の余韻のなか、ケベクは兵士たちに“死ぬな、必ず生きて家族の元へ帰れ”と語りかける。…時は遡り612年。百済の泗泚(サビ)城では新羅出身のソンファ王妃と息子のウィジャが刺客に襲われる。護衛将軍のムジンが倒した刺客の腕には暗殺集団、為済団(ウィジェダン)の刺青があった。武王は妃を守れない自分を責めるが、そこに現れた第二妃、サテク妃は不敵な笑いを浮かべていた。