21歳にして、17年もの歳月を「卓球」と過ごしてきた卓球界の星・福原愛(ANA)。4歳で卓球の大会に初めて出場してすぐに“天才・卓球少女”として注目を浴びた。涙を流しながら必死に大人たちに挑む姿は名前の通り愛らしく、当時、競技としての人気も世界的に見た実力も低迷していた卓球界で、まさに希望の光となった。それから17年間、彼女の成長そのものが日本の卓球の新しい歴史といえる。
2010 年。卓球界最高峰の中国リーグに参戦する福原選手。2度のオリンピックを経験し、さらなる技術とたくましさを身につけ、大人の女性として成長を遂げた彼女の中で、今も変わらず持ち続けているものがある。それは、“昨日より、今日。今日より、明日。”という「向上心」。
私たちは、彼女が一歩でも前に進むために、出会った人、訪ねた場所を映像として記録して来た。そして今、彼女に続く、追いかける次の世代も現われた。これまでの17年間で卓球を通じて出会った人、訪ねた場所、さまざまな戦いなど、選りすぐりのエピソードを「道標」と位置づけ、最新のインタビューを中心に、 2012年のロンドン五輪へ挑む「未来へのチカラ」をあぶり出す。(全12話)