ノーザン・ラインの南の発着駅は地下鉄最南端のモーデン駅。モーデン駅を出発した列車はクラパム・コモン駅を目指す。
 緑地帯を意味する“コモン”が広がるクラパム・コモン。その北側に広がる閑静な住宅街には、かつてロンドンに留学をしていた夏目漱石も暮らしていた。ロンドン生活はその後の漱石の作品に影響を与えたと語られ、現在でもその地には「ロンドン漱石記念館」が建てられている。
  ノーザン・ライン沿線に存在する歴史的な建築物のほか、ロンドンで活躍した公共交通機関が勢ぞろいしている「ロンドン交通博物館」を紹介。ロンドン地下鉄の歴史を振り返りながらノーザン・ラインの旅を楽しむ。