2024年1月5日(金) 16:00~18:00

<名作ドラマ劇場>『堂場瞬一サスペンス執着~捜査一課・澤村慶司2』

次回の放送予定

2024年1月5日(金) 16:00~18:00

 港湾署刑事課に異動になった神奈川県警捜査一課の澤村慶司(反町隆史)は着任早々、本牧埠頭(ふとう)で焼死体が発見された事件に立ち会う。港湾署刑事課長の増岡(春海四方)は遺体が身につけていたと思われる七宝焼きのブレスレットを隠せとばかりに主任の春山(螢雪次朗)に渡す。それに気づいた吉野(忍成修吾)だったが、春山に黙ってろと制される。その様子を眺めていた澤村は自前のデジタルカメラで春山が手にしたブレスレットを撮影。また遺体の口腔(こうくう)内が焼けていることを確認し、遺体は生きたまま焼かれたのだと推定する。
 港湾署には捜査一課長の谷口(橋爪功)をはじめ、澤村と旧知の永沢初美(比嘉愛未)、管理官の西浦(相島一之)、プロファイラーの橋詰真之(ムロツヨシ)ら県警本部の面々が訪れ、捜査本部が設けられた。被害者の身元は依然として不明。だが、防犯カメラに撮られていた不審車両はレンタカーで借り主は会社員の折口真(武子太郎)で行方不明になっていることがわかった。
 深夜、生活安全課の牧内(加藤満)は春山に例のブレスレットの持ち主、竹山理彩(徳永えり)が届け出たストーカー行為の被害届を手渡す。被害届の束は吉野に渡され、ためらいながらも吉野はその束をシュレッダーにかける。澤村はその様子を遠目に見ているのだった。
 折口が勤務していた会社のオフィスでは初美の陣頭指揮により、ガサ入れが行われていた。初美は社長の藤巻(三浦誠己)から、折口からストーカー行為を受けていた派遣社員の理彩が二日連続で無断欠勤していることを知らされる。
 鑑定の結果、遺体が理彩であることが判明し、初美が捜査本部に報告に上がると訪れていた理彩の母、竹山美和(朝加真由美)は署長の杉浦(岡本富士太)をはじめとする港湾署の面々をなじりはじめた。美和によると理彩は何度も相談の上、被害届も提出したにもかかわらず港湾署は何も対策を取らなかったと言う。杉浦は理彩が相談に来たのは事実だが、被害届は出されていないと説明、春山も何度か理彩と対面した上、被害届の申請を進めたが、結局提出はなかったというのだった。
 親睦会と称し、澤村は吉野を連れ出す。澤村はデジタルカメラを取り出し、吉野にある動画を見せる。それは先日の深夜、春山の目を盗んで理彩の被害届を別の書類とすり替えてシュレッダーにかける吉野の姿だった。澤村は「俺は常に最高の刑事を目指してる。お前はどうだ?」と吉野に語りかけるのだった…。

出演者・スタッフ

<出演者>
澤村慶司:反町隆史
永沢初美:比嘉愛未
橋詰真之:ムロツヨシ
西浦喬:相島一之
藤巻智也:三浦誠己
吉野修一:忍成修吾
春山寬司:螢雪次朗
杉浦:岡本富士太
増岡:春海四方
武本:関貴昭
溝渕:森本のぶ
牧内:加藤満
竹山理彩:徳永えり
折口真:武子太郎
松井孝義:斉藤祥太
竹山美和:朝加真由美
狭間千恵美:杉咲花
谷口吾郎:橋爪功
ほか
<スタッフ>
原作:堂場瞬一「執着」(角川書店刊)
脚本:吉川次郎
編成企画:水野綾子(フジテレビ)
プロデューサー:椿宜和、稲葉尚人
演出:西浦正記
制作:フジテレビ
制作著作:角川映画

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