2023年8月3日(木) 12:00~14:00

<BSフジサスペンス劇場>『山村美紗サスペンス 赤い霊柩車36 惻隠の誤算』

次回の放送予定

2023年8月3日(木) 12:00~14:00

 今日も明子(片平なぎさ)と春彦(神田正輝)は京都でデート。春彦の希望で、生け花教室にやってきていた。そこで出会った生け花の師範・寺石明生(浅利陽介)に、筋がいいと褒められ喜ぶ明子と「斬新なセンス」とお茶を濁され、苦い顔をする春彦。明子と明生、名前が似ていることから、明生と仲良くなった明子は、家元のお屋敷での生け花の定例会に呼ばれ出席することに。
 そんな折、明生が石原葬儀社を訪ねてくる。先代・石原宗之助を訪ねてきたのだった。明子が、なぜ父・宗之助を知っているのかと尋ねると、明生は驚いて、自分も宗之助の息子なのだと告白するのだった。
 ショックを受ける明子だったが、養護施設で育ったという明生の話を聞き、幼少期の写真を見ると、確かに明生は宗之助の息子であり、明子の弟なのだということが判明する。
 春彦と一緒に生け花の定例会にやってきた明子。その会場で、朱雀流家元の朱雀正山(篠田三郎)から、明生が次期家元に指名されてしまう。明生は、華道の腕はたつものの、正山の実の息子ではなく、養護施設から正山が連れてきた子ども。それをよく思わない人間もいて、一門の中にあつれきが生じる。
 明生は明子に、家元は太一郎(庄野崎謙)が継ぐべきなのだと話す。朱雀流の内弟子になって、つらかった時期にも太一郎が居場所を作ってくれたおかげで、今朱雀流にいられるのだという。しかし、太一郎は自身の夢を追い、アメリカでMBAを取得、今は経営コンサルタントとして活躍していた。
 明子に明生は、父からもらったという土鈴を見せる。その土鈴に明子は見覚えがあった。自分も同じものを持っていたのだ。そして、明生を弟として受け入れることを決める明子。改めて姉弟として生きていくことになった翌日、狩矢警部(若林豪)からの連絡を受ける。明生が遺体で発見されたというのだ…。
 弟の死の真相をつかむため、明子は、事件解決に乗り出す。

出演者・スタッフ

<出演者>
石原明子:片平 なぎさ
黒沢春彦:神田正輝
狩矢警部:若林豪
秋山隆男:大村崑
内田良恵:山村紅葉
朱雀正山:篠田三郎
寺石明生:浅利陽介
ほか
<スタッフ>
原作:山村美紗『京都小犬土鈴殺人事件』より
脚本:福田卓郎
プロデューサー:八木亜未(大映テレビ)
監督:葉山浩樹(フジテレビ)
企画協力:野木小四郎(大映テレビ)

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