NEW『The Classic Car～クラシックカーってカッコイイ！～』

デジタル満載でコンピュータが制御している移動のための便利な道具である現代の車とは違う、半世紀以上前に職人たちの手仕事で作り上げられた車たち。
歴代のオーナーたちから愛され、次の世代へと受け継がれている【文化遺産】というべきクラシックな名車の魅力を、美しい走行シーンはもちろんブレーキ・クラッチ・エンジンルームなど丁寧に撮影したパーツもたっぷりと鑑賞して頂く。
名車のオーナーや整備に携わるメカニックのインタビューを交えて紹介する「車が主役」の番組である。

今回の主役は1947年製【FIAT FARINA MM】
この車には、イタリアのふたつのブランドネームがついている。
ひとつは「フィアット」。1899年にイタリア・トリノで創業された自動車メーカーで、もうひとつが「ファリーナ」である。
1930年にできたピニン・ファリーナというカロッツェリア、つまり車のデザイン・製造をする工房で、フィアットはもとより、フェラーリからマセラッティなど、さまざまな会社と提携してきた。
「フィアット・ファリーナ・MM」の「MM」とは、1927年から行われてきたイタリアの自動車レース「ミッレミリア」のこと。
エンジンは直列4気筒　1089CC。チューン次第で高出力が発揮でき、軽いボディと４速のギアボックスとともに、十分な性能で期待に応えてくれる車である。