私にとって人生が変わった場所、
それは
このスタジオです。
半年前の9月29日、バイトだった私の携帯に一本の電話がかかってきました。
「日高さん、学生キャスター合格です!」
その言葉を聞いた瞬間、嬉しくて嬉しくて涙が止まらず、膝から崩れ落ちたのを今でも覚えています。
アナウンサーになりたいという夢を幼いころからずっと抱いてきた私にとって、学生キャスターは一つの目標でした。
絶対受かりたい!と強い気持ちで試験に挑んでいた私にとって、この日の電話がかかってきた瞬間は今でも忘れられません。
20年間生きてきた中で一番幸せでした☺
その日から私の人生は変わりました。
憧れのフジテレビ 憧れの入構証、目の前を歩く憧れのアナウンサー。
目に映るものすべてが新鮮で、研修の時からワクワクが止まりませんでした。
一瞬で終わったように思えたこの半年間も、ちゃんと思い返せば本当にいろいろなことがありました。
風邪をひいて声が出なくなった日々、大雪の影響でお台場に前泊するのができなかった日、リハーサルでは完璧なのに、本番になると噛んで悔しかった日。
不思議なもので、放送を見るとその日私が何を思っていたのかすべて思い返されるんです。
放送前、阿部知代さんとこんな話したなぁとか、スタッフさんとこんなお話しながらスタジオ入りしたなあとか、一つ一つの会話や私の心境がフラッシュバックされます。
いろんな思い出がこのスタジオにはいっぱいいっぱい詰まってます。
だからこそ、火曜日の10時59分の放送が終わった後、耳のイヤホンから聞こえる
「日高さん、半年間お疲れさまでした」
の声が聞こえた時、その瞬間から涙が止まりませんでした。
終わった後、サプライズで、皆さんがスタジオに駆けつけてくれました。
それがうれしくてうれしくてまた涙が止まらず…
本当に幸せ者だなあと改めて思いました。
悔しいことも嬉しいこともこのスタジオと一緒に経験してきました。
ここからが私にとって始まりであり、またスタートです。
いつもオンエアを見てくれていた祖父は、
「来週から楽しみがなくなる、寂しいね」と言ってくれました。
私も毎週火曜日は、早く起きて朝日を見ながらフジテレビに向かってというのがルーティーンだったのですごく寂しいです。
「いつも見てるよ、頑張ってね」
という言葉はこの半年、たくさんの方にかけていただきました。
その言葉が次に繋がる原動力でした。
たくさんの方との出会い、同期の存在、いつも見守っていてくれた阿部知代さん、毎週毎週増えていく、頑張った証の原稿、そして応援してくださる方。
この半年間のすべてが私の財産です。
本当にありがとうございました!
ラスト一本、就任式の様子についてブログを更新させてください☺
大号泣の後なので、目が真っ赤です…(笑)
日高朋美