おすすめの一冊

2016年9月30日

 

毎年 9月の終わり頃になると、

目のかゆみと戦うことに。。。
 


・・・花粉です。
 

花粉と聞くと春のイメージが強いですが、

一年中飛んでいるんですね~~!


BSフジニュースのスタジオにも

目薬を持って行こうと思います。。

 


さて、先日 大学の先生から

ある本を薦めていただきました。


とても余韻が残る作品だったので、

今回はその本についてお話しさせていただきます。
 

 


『ゴリオ爺さん』というフランス文学作品です。

 

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インパクトあるこのタイトルを初めて見たときは、

主人公は強くて個性的な人なのかなぁと想像していました。


また、本のカバーの裏に

[人間喜劇の要となる作品]

と書かれていたので、

どんなに楽しい内容なのかワクワクしながら読み始めました。



舞台は、1819年のパリ。

2人の娘がいるゴリオ爺さんは、下宿屋で暮らしています。

娘たちはパリの社交界で暮らしていて、

ゴリオ爺さんはこの娘たちのために全財産を注ぎ込む・・・と続いていきます。
 

 


「あれ…?人間喜劇…?むしろ悲劇では…?」


というようなストーリー。。


ゴリオ爺さんは想像していたような強くて怖そうな人ではなく、孤独をかかえた人でした。

 

また、『ゴリオ爺さん』というタイトルではあるけれど、

実際の主人公は違うような・・・

この作品の主人公は、読む人によって変わるのかな、と感じました。

 


登場人物の長いセリフが沢山出てきますが、

感情がとても伝わってきて、

本を読んでいるというよりも、お芝居を観ているかのような感覚に!
 


読み終えた後は、[良い疲労感]がありました。




『ゴリオ爺さん』、お薦めしますsign01