次回予告

#21
『女子アスリート特集 ~女の生きざま~』
2018年3月4日(日) 21:00~22:55

――アスリートには、人生を考える転機が必ず訪れる。――
彼女たちは、どう生きるのか。女子アスリートの人生の物語。

東京オリンピックに沸き立つスポーツ界。特に近年、女子アスリートたちの活躍は目覚しい。彼女たちは、年齢という制限時間や、自らの人生設計と向き合いながら、東京オリンピックを見つめている。結婚・出産などの期間を考えた時、それらと競技生活のどちらかを選択しなければならないケースも訪れる。オリンピックは、彼女たちの人生を大きく左右する。 オリンピックを目指す者がいる一方で、引退を決める者もいる。
アスリートは、どのようにして競技者としての終わりを決めるのか。

――「時間がない」――
女子7人制ラグビー・中村知春(29)

2016 年リオデジャネイロオリンピックで初めて採用された7人制ラグビー。
中村は代表キャプテンとして出場。10 位という結果に終わった。
オリンピック後、共に戦った同世代の仲間たちは、結婚・引退を決めチームを離れていった。世代交代も進み、チームは若返った。「ピークは、28 歳。時間がない」と語る中村。リオデジャネイロオリンピックでオリンピックの素晴らしさを知った一方、休職していた会社を復職するなど今後の人生を模索し始めている。

――「いつかは終わりがくる」――
女子バスケットボール・大神雄子(35)

長年、女子バスケットボール界を牽引してきたスーパースターは、今季限りの引退を表明した。
高校 7 冠、アテネオリンピック最年少での出場、WNBAへの挑戦…彼女が女子バスケ界に遺してきた功績は数知れない。
しかし、大神は「バスケットだけがすべてじゃない」と語る。
女子バスケ界の“神”のラストシーズン、彼女は何を想うのか。

「オリンピックは、最高の舞台で、最低の舞台」
女子3x3(スリーバイスリー) ・矢野良子(39)

WJBLで20年間も活躍した女子バスケ界のレジェンド。14年前、アテネオリンピックにも出場した。
「終わり方を見失っていた」という矢野は、昨年38 歳にして東京オリンピックの新種目に採用された3x3へ転向することを決めた。チームに所属することがなく個人で活動する3x3。
転向後、東京で一人暮らしを始めるなど生活も一変。結婚・出産も諦めてはいないが、2020年まではすべてをオリンピックにかける覚悟でいる。
なぜそこまでやるのか。彼女をそこまで掻き立てるものとはーー。

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