今回は関西空港から「ラピート」に乗って大阪難波に入り、難波周辺を散策し近鉄難波駅から名古屋方面に向かう。
名阪特急の代名詞「アーバンライナー」に乗って三重県の津へ。津は築城の名手、藤堂高虎が手がけた津城跡や日本三観音のひとつ津観音もある。 また、浄土真宗の開祖、親鸞聖人を祀る専修寺の御影堂や如来堂が2017年に国宝に指定された。その大伽藍とは…。 津は、人口比で鰻の消費量と店舗数が日本一とか。数ある鰻店で他府県からの客が多いという「谷本」の鰻を賞味することに。 津から急行でひと駅の伊勢中川、ここは大阪線、名古屋線、山田線の接続駅だ。かつての名阪特急は、この駅で乗客は乗り換えていた時代があった。それは、大阪線と名古屋線のレールの幅が異なり、乗り換えを余儀なくされていた。 しかし、1959年に名古屋線の軌間を大阪線に合わせ大阪~名古屋間が1本のレールでつながったが、列車は伊勢中川で方向転換を行っていた。 そこで、大阪線と名古屋線をつなぐ短絡線を敷き名阪特急は伊勢中川を通らずに行き来するようになった。 大阪線と名古屋線の軌間統一を記録した貴重な映像も紹介する。 津から再び特急に乗って四日市に向かう。高架の四日市駅の下から軌間762ミリの「あすなろう鉄道」に乗ることに、まるで遊園地の電車が街中を走る様は、これ自体が観光だ。 さらに、四日市から湯の山線に乗って、湯の山温泉へ。 そこから御在所ロープウエイに乗って山頂へ向かう。 近鉄名古屋線沿線のグルメで、津が鰻なら江戸時代の弥次喜多道中でも描かれている、桑名の焼き蛤も有名だ。そろそろ日本酒が美味しい季節、焼き蛤と熱燗で…。 桑名から送迎バスに乗って「長島温泉」に。よくテレビCMでも紹介されている一大リゾート地だ。食・温泉・アミューズメントの各施設を紹介する。 桑名から揖斐長良、木曽川を渡り、終点の近鉄名古屋へ。 名古屋では名古屋城、トヨタ産業技術館、ノリタケの森、トヨタ博物館を廻る。 特にトヨタ博物館は自動車の博物館として、わが国最大。 名鉄名古屋から名鉄の特急「パノラマカー」に乗って犬山方面へ「国宝犬山城」「明治村」などを散策し犬山で温泉に浸る。 翌日、月に1回しか公開しない国宝の茶室「如庵」を見学することに。 ここは現存する国宝茶室三名室の一つで、織田信長の実弟、織田有楽斎が建てた場所。
今回は、まさに三重と愛知を再発見する旅となっている。

<お知らせ> 1月28日(日)放送の番組中で紹介した三重県・ナガシマリゾート「湯あみの島」の「奥入瀬渓流の湯」について、ナレーションの読み方に誤りがありました。正しくは「おいらせけいりゅう」です。
訂正し、お詫びいたします。