釧路(東釧路)~網走間を結ぶ釧網(せんもう)本線は北海道を代表する観光路線。釧路~塘路間を走る「くしろ湿原ノロッコ号」は、北海道内を走るノロッコ号で最古参。釧路湿原観光を代表する乗り物だ。釧路湿原駅から徒歩5分で釧路湿原の展望台に着く。東京23区がすっぽりと入ってしまう釧路湿原は、わが国最大の湿原で、見渡す限り人工物は何ひとつない。塘路駅周辺は湖や沼が多く、中でも釧路川に注ぐ塘路湖はカヌーやボートが盛んだ。塘路の次の駅茅沼は、タンチョウが来る駅として有名である。列車は牧草地帯を走り、摩周湖の玄関口、摩周に到着。摩周湖での幻想的な映像や、屈斜路湖、マリモで有名な阿寒湖を紹介する。列車は田園地帯を走り、世界遺産知床の玄関口、知床斜里に到着。最果ての秘境「知床」は見所がいっぱいだ。そして、知床斜里から「SLオホーツク号」に乗って網走に向かう。オホーツク海を背に走るSLの姿、これこそまさに絶景。