能登半島を北へ走るのと鉄道は、JRから引き継いだ路線で、七尾~穴水間33.1キロを結んでいる。七尾と次の和倉温泉間はJRとの共同運用区間、金沢で切り離された3両編成のサンダーバードが和倉温泉に向かう。
 津軽半島の日本最北端を走る私鉄・津軽鉄道は、津軽五所川原から津軽中里まで伸びる全長20.7キロの路線で、全線が単線・非電化。津軽鉄道の冬の風物詩であるストーブ列車では、都会の鉄道では体感できない、ローカル鉄道ならではの風情や情緒が感じられる。
 海岸沿いを走る伊豆急行は、静岡県伊豆半島の東部に位置する伊東~伊豆急下田間45.7キロを結ぶ全線電化の単線路線。伊豆高原を走るリゾート21の黒船電車は、2004年下田開港150周年を記念して運行が開始。車体は、下田に来航した黒船をイメージしている。