今回は、旧北陸本線・旧信越本線(一部)を旅する。
旅の出発点は上越妙高、この駅で北陸新幹線から第3セクターとなったえちごトキめき鉄道に乗り換える。 ホームには観光列車の「雪月花」が待機。この列車は2016年4月に登場したリゾート列車で、超ワイドな窓が特徴。 2016年にグッドデザイン賞、今年はローレル賞を受賞している。 車内では新潟の食材にこだわった料理を提供し、人気の観光列車となっている。 妙高高原駅では、妙高高原いもり池や苗名滝などの自然を満喫する。 二本木駅のスイッチバックは山間を走る鉄道ならではの光景だ。 直江津は、JR信越本線の分岐駅。今では見かけなくなった駅弁の立ち売りの姿もあり 旅情をかりたてる。直江津~市振間は日本海ひすいラインの愛称がつけられている。 沿線には、ひすいの原産地やひすい海岸などがある。 糸魚川はJR大糸線の接続駅。ここから大糸線に乗り換え、姫川温泉に向かう。 山が海に落ちるような地形の親不知海岸。今はトンネルだが旧線は断崖にへばりつくように 線路が敷かれ、その廃線跡も残る。 列車は新潟と富山の県境を越え、あいの風とやま鉄道線に入る。 ランチは蜃気楼で有名な魚津で、郷土料理のバイ飯を頂くことに。 富山では路面電車に乗って、水墨画の美術館やガラスの美術館、また8月に開館した富山県美術館を訪ねる。 そして、高岡では富山県唯一の国宝、瑞龍寺へ。 高岡でJR氷見線に乗って朝日が美しい雨晴海岸や、まるで海の中に温泉があるような氷見の温泉郷へ。 一方、JR城端線戸出には、男の子の節句とされる七夕祭りがある。この伝統的な行事を、訪ねてみることにした。 IRいしかわ鉄道に乗り換えると、まもなく終点の金沢だ。 金沢を散策し、今回の旅を終える。
新幹線では体験ができない「鉄道の旅」が、ここにはある。