ニッポン百年食堂

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第35回「長野」

 今回は長野県へ。まずは上田創業130年近くになる馬肉とうどんが名物の食堂へ。家族全員でその歴史をつないできたという店の五代目は、店を思う祖母の手紙を一生忘れ得ないと言う。
 そしてもう一軒は、小諸にあるそばの名店へ。磨き上げられた水で作られたそばの味は?
 二つの百年食堂で、人・歴史・料理にスポットを当てその店が百年以上愛される秘訣を探る。
 道中では上田が誇る銘酒を作る酒造や、老舗の和菓子店など地元で愛される店にも立ち寄る。

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伊藤章良 随筆とお店の情報


●中村屋

真田幸村の大ブームによって真っ赤に燃え上がる上田の街。
肉と聞いて牛か豚を想像するも、馬肉がトッピングされる驚き。
ダシまで馬肉の煮汁を使い、馬の魅力をうどんに注ぎ込む。
親子三組の夫婦が醸し出す愛情といたわりが店に充満し、美味しさと共に笑顔が溢れる。

住所:長野県上田市天神1-6-6

●丁子庵

小諸といえば蕎麦のイメージ。
全国的にすっかり定着するがその印象に偽りはなく、魅力的な店が随所に点在する。
ひときわ立派な門構えと暖簾。山の風雪に耐える頑丈な造り。
味と一緒に意匠や建物も守って現在まで着実に繋いできた。
エッジの利いた蕎麦の喉ごしは、若き十代目のごとく冴えわたり堅牢な店と永遠に歩み続ける。

住所:長野県小諸市本町2-1-3